島田   沢山の動物にお会いしていると思うんですが、

      稲垣さん自身好きな動物とかって。

稲垣   好きな動物ですか。

島田   カワイイ質問でしょう。

稲垣   でも、それを言っちゃうと…。

      本当に好き嫌いないんですけど…。

      うち、たまたま猫を飼っていますから…。

      13年くらい飼っていますよ。

      東京にいた時から飼っていましたから。

      東京って犬が飼えないじゃないですか、

      小さい部屋だと…、散歩行けないし。

      だから猫飼ったんだけど、

      そうするとどうしても来る人と猫の話が

      多くなってしまうじゃないですか。

      そうすると犬の飼い主さんが来て、

      「ここの動物病院は猫はちゃんと診るけど、

      犬はちょちょらに(いいかげんに)診るってうわさだよね」

      って言うから、これはまずいなって…。

島田   飼いましょう、犬も。

      飼ってみたい動物ってなんですか、キリン?

稲垣   やっぱり一番飼ってみたいのは犬ですよ。

      ただ、そうすると、今いる猫が絶対許容しないから…。

      それは許してもらえないと思うんですよ。

島田   あー、家族構成的にね。

稲垣   そうそう。やっぱり家族の言うことも聞かないと。

島田   苦手な動物は、まさかいないでしょ。

稲垣   苦手ね。別に思い浮かばないですけどね。

島田   ゴキブリとかも?

稲垣   ゴキブリも、別にどうて事ないですけど。

島田   動物と違いますよね。

稲垣   ラオスに行った時に、苦手ってわけじゃないですけど、

      一番困った料理があって…。

      田舎に行った時ですよ。ポンと出されたら、

      川魚の切り身と赤アリが混ざった料理で、

      動いているんですよ。生きてる赤アリ。

島田   ダメ、私…。

稲垣   隣の皿を見ると、蜂がそのまま入っているんですよ。

      さて、どっち食うかの問題になるわけですよね。

      結局赤アリの方に、火を通してもらって食べたんですよ。

      結構おいしかったですよ。

島田   エー。おいしいかもしれないけど、タンパク源として。

稲垣   酸味があってね。あっちの人は、虫食べますからね。

島田   もうちょっと料理できないんですかね。形変えるとか。

稲垣   ねー。

島田   食べた後に、赤アリ入ってたよって言われても

      良いんですけど。

稲垣   でも、あれ細かく刻んだら、

      わけわかんないじゃないですか。

島田   いやー。でも、あの形のままいただくって事に、

      抵抗ないですか。

稲垣   いや、それよりも、

      生きてるから良く噛まないと胃を食い破られるって

      脅されたのが一番怖かったです。

島田   なるほどねー。

      こう、胃の所が、ゲップゲップになってきました。

  

2001-06-12

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