島田   サイモン&ガーファンクル『サウンド・オブ・サイレンス』

      でした。これはリクエストいただいた曲ですか。

稲垣   えっああ、そうですね。

島田   このような感じの曲がお好きなんですか。

稲垣   ちょうど、中学から高校の頃にギターを

      やっていたんで…。

      そのころのフォークソングとかが練習曲でして。

      それを歌いながらとか…、

      そうするとこの辺くらいかなって…。

島田   はー。わりと成りきってやっちゃったりして…。

稲垣   そうですね。いつも成りきっていますから…。

島田   ハハハハ。どうしても笑いで終ちゃうんですが…。

 

島田   今週のセカンドハーフのお客様は、

稲垣動物病院の稲垣仁さんをお迎えしています。

      ずっと笑いっぱなしなんですが…。

      あのー、ちょっとペット事情について

      お伺いしようと思うんですが。

      最近、ペットをいっぱい飼っているって言いますよね、

      皆さん。それは事実ですか?

稲垣   イヤー4年前に開業したんですから…。

島田   そーか。4年前からじゃどうかな。

稲垣   そうですね…。それまでは、まあ、

      千葉の船橋というところで代診していたんですけど、

      そっちと比べてもしょうがないですよね。ハハハハ。

島田   ハハハハ。

      どうも、私に話させないようにしているような

      気がしてならないんですけど。

稲垣   勝手に話してイイですか。

島田   いーいですよ。

      好きなように話してくださって結構ですよ…。

      でも、すごく飼う人増えたって言われていますよね。

稲垣   そうですね。

島田   犬でも猫でも爬虫類でも…。

      それは何なんでしょうかね。

稲垣   そうですね。

      子供の手が離れた方っていうのもいますよね。

      それにうちの辺りだと、

      そんなに庭がなくっても海が近いし、

      散歩に行くところがあるので

      意外と大きい犬を飼っている人が多いですよね。

島田   エー、私のこと…。私、ピレネー犬なんですけど…。

稲垣   家はちっちゃいけど…。

島田   ええ、家はちっちゃいけど、でも犬は大きいの…。

      はみ出しているの、犬が…。

      そういう話じゃないですよ、稲垣さん。

      えー、でもね、動物と人間のかかわり方が

      そうなってくるとすごく大事だと思うんですけど。

      動物ってペットという言い方もできますけど、

      友達だったりもするじゃないですか。

稲垣   コンパニオンアニマルとかね。

      今、はやりでそう言いますよね。

      共に生きる仲間みたいな。

島田   病気の人にもすごく力を与えたりとか言いますけど。

      それは本当ですか。

稲垣   それはあると思いますね。いるとホッとしたりとかね。

      うちなんかだと子供いないから、

      猫1匹いるとカスガイみたいなね…。

島田   会話もできてきますよね。そこにね。

      夫婦喧嘩の中に入って来たりね。

稲垣   そうそう、それはありますね。

      とりあず話題をそっち振っておけばね…。

島田   そうそう、なんとなく誤魔化しながら…。

稲垣   誤魔化しながら生きていけるのかな…。

島田   いやー。でも大事でしょう。

      でも、間違った飼い方している人も沢山いませんか。

      よく事件とかもあったりしますけど。

稲垣   そうですね。猫なんかだと上下がないって言うか、

      一緒にいるだけって所がありますけど、

      犬の場合上下をつけちゃうから…。

      なんだか見ていると、犬を飼っているんじゃなくて

      犬に使えているみたいな人が…。

      まあ、たまにね…。

島田   人間が…。そこ間違っちゃだめなんですよね。

稲垣   ただ、見ていて、

      動物を長生きさせるこつっていうのが

      分かったんですよ。

      家族が仲良くすることなんですよね。

      やっぱり、穏やかで皆仲良さそうで、

      たとえばワクチンでも皆で連れてくる家の犬って

      長生きするような気がしますよね。

島田   へー。やっぱり分かるんでしょうかね。

      そういう環境が。

稲垣   ストレスを感じないっていうのが

      あるんじゃないですか。

島田   いっつも喧嘩していちゃだめなんだ…。

      でも、最近は少なくなったけど

      動物に対して虐待というか、

      捨てちゃったりする事件を聞くと

      とても心が痛むんですけど。

稲垣   一番困るのが捨て猫ですけどね。

島田   いますか、やっぱり。

稲垣   やっぱり、年に1回くらい。

島田   動物病院だから…、みたいのがありますよね。

稲垣   動物病院だから優しくしてくれるんだろう

      みたいなことで捨てるんでしょうけど、

      そうともね…、新潟の先生じゃないけど、

      そのまま保健所に送っちゃう

      動物病院だってあるわけですから…。

      動物病院の前に捨てたからっていって、

      幸せになるわけじゃないって事は

      強調しておかないとね。

島田   ふーん。飼うっていう事は、

      そこにすごく責任があるっていう事ですものね。

稲垣   やっぱり10年くらい先のことを考えて飼わないと…。

      最近、新潟市の獣医師会でやっている里子情報で…

      毎月発行しているんですけど、

      それをまとめる係でして…、それを見ていると…、

      本当は3ヶ月までの子供だけなんですけど、

      大きくなってからあげたいというのが

      増えてきていますね。

島田   へーえ。

      それは、もう責任負えなくなるってことですか。

稲垣   それぞれ事情があるんでしょうけどね。

      引っ越して飼えなくなっちゃったとかね。

      一概に言えないんですけど。

島田   ふーん。でも長く飼っちゃうと、家族なんですよね。

      そこら辺がクリアになると良いですね…。

 

2001-06-01

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