タラートトンカンカム(市場)

1993-05-08

 元気ですか。早いものでこちらに来て1ヶ月が過ぎようとしています。この前は久しぶりに電話で声を聞き、元気そうなので安心しました。手紙も、最初の葉書を入れれば4通目になると思います。

 ラオ語の授業も明日で終わり、5月13日にはサバナケットに行き、挨拶回りの後、仕事に入る事になります。

 先週、こちらで映したビデオを東中野のほうに送っておきましたので、そのうち見せてもらってください。(今は、5月8日の昼11時。昨日でラオ語の授業も終わりました。今隣にいるYさんの話では、ラオスからビデオを送るのは大変難しく、途中で抜き取られるかもしれないとのことです。届いていないかもしれません)

 4月30日には語学研修を兼ねて、こちらでのラオ語の先生(チャントン先生とケーソン先生)とナムグムダムというダムを見学に行きました。このダムは日本の援助でできたもので、ヴィエンチャンから北へ60Kmくらい行ったところにあります。ここでの発電量の70%はタイに輸出されていて、他に輸出するものの少ないラオスにとっては貴重な外貨を稼いでくれているダムです。

 ダム湖で船に乗り、レストランで久しぶりに魚料理を食べ、帰りにラオラオ(こちらの焼酎です)造りの家を見学し、ほろ酔い気分で帰ってきました。

 5月1日は夕方からソフトボールに行き、ビアソット(生ビール)屋に寄って帰ってから、事務所の門番のホワンさんにラオス語の歌を習いました。まだ練習中ですが、オードゥワンチャン(おお月よ)というなかなか良い曲です。

 5月2日には、皆で駒ヶ根訓練所のラオ語の先生だったセンファー先生の家を訪問しました。先生は、3月の終わりに3年間の日本生活を終えて帰国しており、もともとこちらのドンドック大学の先生だったので、今は大学の敷地内に住んでいます。とても親切で良い先生でした。奥さんの手料理をご馳走になり、昼過ぎには帰ってきました。

 5月5日は、また語学研修を兼ねたピクニックで、ナムグム川に行ってきました。タラート(市場)でしこたま食糧を買い込み、まずは牧場へ。久しぶりに馬に乗り(大学で1・2回乗った)、のんびりしました。その後、ナムグム川に行き、そこで弁当を食べました。

 昨日7日は、ラオ語の最後の授業。午後からは、事務所で語学発表会があり、夕方からは一緒に授業を受けていたスウェーデン人のクリストファーも誘って、ビアソット屋に行きました。彼は、文化人類学のドクターを取るためにラオスに来ており、来月からチャンパサック県(ラオスの1番南)へ、ボランティアで農業を教えに行くそうです。スウェーデン人とラオ語で冗談を言い合いながら飲んでいると、なんだか変な気がします。

 午前中で郵便局が閉まってしまいますので、今日はこのへんで終わります。ではお元気で。

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