FMポート「PEOPLE」 (5.25放送分)

 

島田   PEOPLE 今週のセカンドハーフのお客様は、

      いつもアンテナを高く、多くのものをキャッチする、

      感受性豊かな所がたまらなく魅力的な、

      稲垣動物病院の稲垣仁さんです。

 

島田   稲垣さんはいつも、

      どんな風に過ごしているのかなっと思ってですね。

稲垣   ハハハ。そうですか。

島田   見合いじゃないだろって。ハハハ。

      わりと不規則ですよね。

稲垣   そんな事ないですよ。規則的ですよ。

      病院のある日は朝ちゃんと起きて。

島田   で、お食事は自分で作るんですか。

稲垣   母と祖母と一緒に、二世帯住宅みたいな感じで…。

島田   じゃあ、女手には困らない。

稲垣   いや、二人とも年だったり

      ちょっと具合悪かったりするので、

      手伝いの人とか親戚の人とか、

      必ず誰か来てくれているので、

      一緒にご飯食べたりしますけどね。

島田   ちゃんとおさんどん食べるわけですね。

稲垣   そうですね。

島田   朝も昼も…。

稲垣   朝は簡単に済ましちゃったりしますけど。

島田   ふーん。で、診療して、往診もするんですか。

稲垣   往診もするんですけど…。

      あの辺結構お年よりの方が多いので

      往診がいっぱいあるのかと思って、

      往診時間をわりと長めに取ったんですけど、

      うちの辺りって市場があるじゃないですか。

      だから、あの辺の人達の生活圏内なわけですよ。

      必ず1日に1回買い物に行くところだから、

      うちに来るって事が苦痛じゃないみたいなんですよ。

島田   じゃあ、あんまり往診って事よりは、

      来てくださる方の方が多い。

稲垣   来てくださる方の方が多いですよね。

      でも、その方がありがたいんですけどね。

      やっぱり猫なんかだと、往診に行くと、

      例えばどこかに逃げちゃったりとか。

      犬にしても、こっちがあっちの縄張りに入っていくのと、

      あっちがこっちに来るのとでは

      ぜんぜん態度が違いますから。

島田   やっぱり。

稲垣   はい。だから、こちらとしては、

      連れてきてもらった方が楽ですよね。

島田   お邪魔しますって言って入るよりはね。

      いらっしゃいませの方がね。

      先生っていう威厳がありますよね。

稲垣   そうそう。

島田   あの、お休みの日っていうのは、

      だいたい何をしていらっしゃるんですか。

稲垣   特に、これと言ってないんですけどね。

      わりとたいした事がなくても楽しめるというか。

      例えば、ラオスに行った時なんかもそうなんですけど、

      時間の流れが違うって言うか…、

      そうすると、行っている日本人何人かで、

      次の日の夕ご飯カレーライスにしようっていうだけで

      朝から頭の中がカレーライスだし、

      それだけで1日幸せなんですよ、本当に。

      だから今なんかでも、別に何にもなくても、

      例えば休みの前の日に読みたい本があって、

      見たいビデオがあったら、もうそれだけで幸せですから。

島田   特に外に出て、イベント企画してって事ではなくて、

      もう自分自身のイベントね、お買い物とか。

      お洋服とか、自分でお買いになるんですか。 

稲垣   自分で買いますけど、

      1年に1回くらいしか買わないかもしれないですね。

島田   1年分?季節違うだろそれじゃって思いますけどね。

      趣味っていうと、演劇になるのかな。

稲垣   それですね。趣味にしたくって、色々やったんですけど。

      例えばダイビング。あれも免許は取ったんだけど。

      やった時は、これほど面白い事はないと思うんですよ。

      一生やるんだろうなって思うんだけど、

      絶対やらないですよね。2・3回で飽きちゃうでしょ。

      パラグライダーもやった事があって、

      あれ、飛べた瞬間、世界が変わったと思ったんだけど、

      次から行かないでしょ。

島田   趣味っだって言うって難しいですね、やっぱりね。

稲垣   ゴルフも、全然練習した事ないのに友達に誘われて、

      1回コースに出た事があるんですけど。

      まあ、それなりに面白かったけど、

      だからって練習してまでやる気はないし。

島田   うーん。好きなものじゃないとダメですよね、やっぱり。

稲垣   自分がやって、誰かが楽しんでくれるのが良いですよ。

      だから孤独な…、例えばゴルフだったら

      人は楽しくないじゃないですか。

島田   自分のことですからね。

稲垣   その点、演劇だとか、高校の頃やってたバンドだとね。

島田   対、人ですね、やっぱりね。

      サンバはどういう事ですか。

稲垣   あ、サンバ。いきなり持っていきますね。

      またそれ、友達で一生懸命な奴がいるんですけど、

      来年のワールドカップにあわせてのイベントというか。

      勝手に自分で思いつく奴なんですよ。

      1000人を集めて、1000人サンバをやろうなんて

      言い出して。企画力があってドンドンやる奴なんで、

      佐渡の鼓道にちょっと関係しているような

      パーカッショニストの人を3週間前くらいに呼んで、

      サンバの演奏の講習会をやったんですよ。

島田   へー。もう行動に移しちゃったんですか。

稲垣   そうそう。でも周りのちょっとしか声掛けていなかったんで

      20人くらいかな。

島田   え、1000人までまだ遠いじゃないですか。

稲垣   ぜんぜん、ぜんぜん。

島田   どこに連絡すれば良いんですか。

稲垣   そいつはですね、

      もうずっと芝居やってた奴なんですけど、

      ついに自分んちを継ぐって言うか、

      手伝わなくちゃいけなくなって。

      今、音楽文化会館の「リード」っていう喫茶店というか

      レストランをやっているんですよ。

      そこに行っていただければ、話が通ると思うんですけど。

島田   分かりました。

      「リード」に行って、

      時蔵さんにサンバやりたいと言っていただければ

      入れるということですね。

      2002年の企画、ぜひ皆さんも参加してください。

      今日の1曲です。

 

2001-06-14

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