良い1日

  3・4・5日と連休だったのですが、特に計画もなく只なんとなくと時間をつぶしていました。そこに友人電話がありました。「明日、新潟に障害者の人達が来て芝居をやるんだけど、俺は仕事があって行けないから代わりに手伝いに行ってくれ」と言うのです。あまり考えもせず、暇に任せていくことにしました。

 何もわからず行ってみると、思ったよりも大掛かりな公演でした。東京学芸大学養護学校卒業生の人達による初の新潟遠征公演だったのです。演目は「サウンド・オブ・ミューッジック」。会場に貼られていた説明を読むと、1年半も練習し、東京でも2回公演したのだそうです。

 お弁当をご馳走になった手前、受付の仕事を一生懸命過ぎるほど手伝い、カンパを集めました。(入場料は無料でした)

 開演時間になり、公演を見ても良いと言われたので、3階席の片隅で公演を見ました。900人入るホールは、満員でした。芝居が始まって驚きました。良くしゃべれない人もおり、せりふが聞き取れないところもあるのですが、気持ちは伝わってきます。観客も同じ障害者の人達が多く、最初はどう反応してよいのか分からなかったらしく、騒いでいる子もいたのですが、前半の半ば頃、「ド・レ・ミの歌」が始まった頃には会場と舞台が一体になり、私も手拍子をしながら不覚にも涙が流れてしまいました。

 その後、打ち上げまで付き合ってしまったのですが、出演した人達が一人ずつ述べる感想を聞き、そのたびに感動してしまい、涙をこらえるのに必死でした。結局2次会にまで出席し出演者や親御さん、オーケストラの人達と話すこともできました。とても良い1日でした。

(若竹会 http://homepage2.nifty.com/wakatake-m/)

2001-05-06

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