新潟県中越沖地震―柏崎市に行ってきました1 2007.07.19 以下の記録はまったく個人的なものです。もっとひどい被害を受けた地域がある事も承知しております。自分自身が短い時間で体験したことに基づいて書いたものですが、何かの役に立つかもしれないと思いHPに掲載する事にしました。ご了承ください。 16日の地震から3日目の7月19日に柏崎に行ってきました。 獣医師会と動物愛護協会で動物救済本部を立ち上げることになったからです。 近所の100円ショップが開くのを待って、事務用品や必要そうなものを購入して車に積み、10時ごろ柏崎に向かいました。 どの道で行こうか迷いましたが、高速が使えそうなので高速で行くことにしました。西山インターの手前から片側1車線になっており、多少混みましたが後はスムーズでした。 途中の道は補修されており、倒壊家屋もほとんど見かけませんでした。今回の地震は被害地域が海側に集中しているため、逆側から柏崎入りした私がそう感じたのも当然だったようです。 柏崎保健所に行くと保健所前のガレージに本部が設置されており、すでに数名の先生方とボランティアの方が来ていました。 迷子になり警察に保護された犬が1匹保護されていました。 中越地震の時と違って、すでに地元の動物病院が開院しているため診療は行わず、動物の1時預かりや相談、ペットフードやペットシーツなどの配布が主な仕事です。 救済本部が設置されたことは各避難所に張り出され、ラジオでもPRをしていましたが、まだ知られていないようでフードをもらいに来た人が数名いた程度でした。 状況を把握するため、S先生と避難所に聞き取り調査にも行きました。 人数が多そうな柏崎小学校、第1中学校、比角小学校の3ヶ所を回りました。日中だったため避難所にいた人は少なく、動物を飼っている人はいますかと聞いても、あまり反応がありません。猫を飼っていて家に餌をやりに行っているという人が1名と避難所にインコを連れて来ている人が1名いたくらいでした。 避難所にペットを連れて来てはいけないことになっているので、避難所で聞いて回っても実態がつかめないようです。 救済本部に戻ると、家が倒壊したために犬を預けに来た人が数名いました。犬たちは動物愛護センターに送られ保護されることになります。飼い主さんと別れる時はとても寂しそうでした。 一刻も早く仮設住宅が建設され、飼い主さんとともに暮らせるようになるよう願っています。 電気は来ており、ガスはまだですが、夕方には保健所の水道が出るようになりました。確実に少しずつ復旧していると感じました。 (誤解していました。貯水槽に溜まった水が出ただけだったそうです。今日(26日)に行ったときには水道は復旧していました) 柏崎市近辺の方で、ペットに関する相談のある方は下記にご相談ください。 柏崎動物救済本部 (柏崎保健所前) 電話:080-6591-6982 |
2007-07-21