新潟県中越地震―小千谷市に行ってきました5 2004.11.18 以下の記録はまったく個人的なものです。もっとひどい被害を受けた地域がある事も承知しております。自分自身が短い時間で体験したことに基づいて書いたものですが、何かの役に立つかもしれないと思いHPに掲載する事にしました。ご了承ください。 疲れました…。帰りの高速は、工事のため燕三条から巻潟東までずっと渋滞でした。 さて、また1週間ぶりの小千谷でした。総合体育館の人の数は先週よりさらに減っていました。 11月1日に獣医師会有志で小千谷総合体育館に動物相談窓口を開設し、私も毎週休診日の木曜日には行っていたのですが、窓口ではしだいに緊急を要する相談も少なくなり、獣医師会としての緊急的な使命は終了したということで、21日(日)をもって獣医師会の窓口を閉めることになりました。 今後は地元の動物愛護協会に活動を引き継ぎ、獣医師会は後方支援という形で協力していくことになります。 午前中、六日町の動物愛護団体の方達が訪ねてきました。21日に窓口を閉めた後の事について色々と話し合いました。地元の病院を中心に地元のボランティア団体が集まって今後の活動を勧めていく事になりそうです。 その方達から小出の動物管理センターの話も聞きました。現在センターには小型犬はおらず、ネコは数匹。中大型犬がほとんどで、そのまま里子に出すとか動物病院で預かれるようなおとなしい犬はあまりいないとの事でした。 そのうちの何頭かは飼い主さんも手放したがっているそうです。その犬たちの身の振り方は今後の大きな問題になりそうです。 窓口に来た人は6件ほどでした。ほとんどがフードを貰いに来た人で、避難所から自宅に戻っている方たちでした。テントの向かい側の風呂に来たついでに寄ってみたというような方が何人かいました。 小千谷高校にも行ってみましたが、人影はまばらで動物に会うことなく帰って来ました。 撤収作業の方も、隣のテントのボランティア団体が不要になったテントやストーブなどを持って行ってくれたため、多少楽になりました。彼らはもうしばらく活動を続けるそうです。 私は今日を最後に小千谷に行く事はなくなると思います。地元の動物病院も復活し、とりあえず小動物臨床獣医師の出番は終わったようです。 小千谷市近辺の方で、ペットに関する相談のある方は下記にご相談ください。(窓口はなくなりますが、電話はそのままです) 電話:090-7806-8760 |
2004-11-18