ゴルゴ・サーティンのように 私は結構飽きっぽい性格で、モノにこだわるとか、なにか一つのことに凝るということが出来ません。 車は8年物の軽自動車、着るものにも興味がなく今年の初めに事情があって新しいスーツを買うまでは、20年前に買ったスーツと冠婚葬祭用のものしか持っていませんでした。 食べ物にも好き嫌いはなく、まずいと思うことはほとんどありませんし、甘いものは苦手なので間食はほとんどしません。1日3食以外はものを食べることはありません。 タバコとビールとコーヒーさえあれば、別に文句はありません。もちろん、銘柄にはこだわりはありません。 医者も歯医者もマッサージも床屋も大嫌いです。マンガのゴルゴ・サーティーンのように、自分が無防備な状態で他人に何かされるのは大の苦手です。 医者や歯医者は仕方なく行く事がありますが、床屋は20年以上行った事がありません。髪の毛は自分で切ります。左手で髪の毛を握り、余った部分を鋏で切るだけです。この方法だと手の幅の長さにしか切れないので年ににあわず長髪です。 背後に人が立たれるのが嫌いなゴルゴ・サーティーンも、きっと自分で髪の毛を切っているのに違いありません。 若い頃、趣味の一つも持とうと思い、いろいろなことをやってみましたが、長続きするものはありませんでした。 スキューバーダイビングをやった時には、こんな面白い世界があったのかと感激しライセンスまで取ったのに、ダイビングの用具を買う前にやめてしまいました。 パラグライダーにも挑戦した事があります。坂を駆け下りると、いつの間にか空に浮いていました。絶対これには凝るなと思ったにもかかわらず。二度と行く事はありませんでした。 何かを集める趣味はありませんし、ゴルフや競馬にも興味はありません。 何とか若い頃から続いているのは、芝居くらいです。最近始めたバンドも気に入っています。 どうも私は、一人でこつこつと技術を磨くというようなことや、物やお金を集めて自己満足に浸るというようなことが苦手なようです。自分が何かやることで人に楽しんでもらうということが好きなのです。最近になって、やっとその事に気づきました。 この点については、孤独なスナイパー、ゴルゴサーティーンとはまったく逆だったようです。 これも『朝の随想』用に書いてみたのですが、書いているうちにとりとめも無い話になってしまったので、こちらに掲載するだけにしました。 |
2005-12-01